「AIVOICE 2 設定ガイド」＋「IRIScan Desk 操作完全手順」

東大医学部レベルの学習を“自動処理”に近づけることができます

第1章：目的と全体像

このマニュアルは、次の3つの目的で構成されています。
1. 参考書・過去問を IRIScan Desk 6 プロでスキャンして、OCR化する。
2. そのテキストを AIVOICE 2 で「学習専用ナレーター」が読み上げる音声に変換する。
3. 生成された音声をスマホ・タブレットで再生し、効率的に「聴覚記憶＋検索復習」する。
この流れを一度作ると、東大医学部レベルの学習を“自動処理”に近づけることができます。

第2章：IRIScan Desk 6 プロの基本操作手順（PDF＋OCR化）

📘 ステップ①：設置と起動
1. IRIScan Desk 6 プロをパソコンやタブレットにUSBで接続。
2. 同梱ソフト「IRIScan Desk 6 プロ Software」を起動。
3. スタンドの高さを調整し、A4教材全体が映るようにカメラを配置。
📘 ステップ②：スキャン設定
• 「スキャンモード」：Book／Document を選択。
• 「出力形式」：PDF（OCRあり）を選ぶ。
• 「OCR言語」：日本語＋英語に設定（理系科目で英語が混ざるため）。
👉 これで、撮影と同時に文字データを抽出する“検索可能PDF”が生成されます。
📘 ステップ③：撮影のコツ
• 教材を平らに置く（曲がりはOCR精度を下げます）。
• 明るい部屋で、影を入れない。
• ページ間に黒紙を挟むと、見開き教材でも境界が明確になります。
• 「自動トリミング」ONにしておくと、余白を自動削除。
📘 ステップ④：保存
• ファイル名を「科目_年度_ページ」形式で保存
　例：物理_2023_第1章.pdf
• 保存先をクラウド（Google Drive / OneDrive）に設定すると、スマホと即同期できます。

第3章：OCR確認とテキスト抽出

1. 作成されたPDFを開く。
2. マウスでテキストをドラッグしてコピーできれば、OCR成功。
3. コピーしたテキストをAIVOICE 2に貼り付けると、すぐ音声化が可能。
📌 OCRがうまくいかない場合：
• 「文字が潰れている」「影が入っている」場合は再撮影。
• 「OCR言語設定」を英語だけ／日本語だけに絞ると精度が上がる。

第4章：AIVOICE 2 設定ガイド（学習専用ナレーター使用）

🎧 ステップ①：AIVOICE 2のインストールと起動
1. パソコンに AIVOICE 2 をインストール。
2. 起動後、右上の「ボイス選択」からナレーターを選ぶ。
3. 「学習専用ナレーター」または「教育・説明系音声」を選択。
　（例：「はるか（明瞭発音）」「たける（低音・落ち着き）」など）
🎧 ステップ②：音声設定推奨値
設定項目推奨値解説
話速1.2〜1.5倍集中が最も続く速度
ピッチ−1〜0耳に馴染む高さ
音量80〜100%スマホ再生でも明瞭
抑揚中（50〜60%）理解しやすく飽きにくい
📌 ポイント：
聞き取りやすい声に調整することで「聴覚記憶の定着率」が最大化します。
特に英語・化学式などは、単調な読み上げよりも抑揚つきが効果的です。

第5章：AIVOICE 2 → スマホ・タブレット音声化

🔹 ステップ①：音声ファイル作成
1. OCRで抽出したテキストをAIVOICE 2に貼り付け。
2. 「ファイル」→「音声を書き出し」→「MP3形式」で保存。
3. ファイル名を「科目_単元_番号.mp3」形式に。
　例：英語_構文解析_01.mp3
🔹 ステップ②：スマホ・タブレット転送
方法A：クラウド連携
• Google DriveやDropboxにアップ
• スマホで再生 or オフライン保存
方法B：AirDrop（iPhone）／Bluetooth転送（Android）
• PCから直接転送 → スマホの音楽プレイヤーに保存
方法C：AIVOICE 2 モバイルアプリ使用（有料版）
• 自動でクラウド同期でき、倍速・区間リピート再生も可能。

第6章：学習ループ構築（スマホ＋タブレット）

デバイス / 用途 / 推奨アプリ
📱 スマホ / 音声再生＋音声メモ/ AIVOICE 2 Player, Notta
💻 タブレット / PDF閲覧＋書き込み / GoodNotes, Adobe Acrobat
☁️ クラウド / 同期保存 / Google Drive / Notion
🔹 学習の流れ（最短手順）
1. タブレットで参考書PDFを開く。
2. スマホで同範囲の音声を再生。
3. 聞きながら、タブレット上にApple Pencilなどでメモ書き。
4. 疑問点はスマホのNottaで音声メモ。
5. 後でそのキーワードでOCR検索 → 即参照。
👉 これにより、「聴覚・視覚・運動記憶」が同時に活性化。

第7章：AIVOICE 2＋IRIScan Desk 6 プロの組み合わせ効果（理系・文系共通）

科目 / 活用例 / 効果
英語➡長文をOCR→音声化→再聴＋発音練習/ 音読・リスニング力UP
物理➡問題文＋公式説明を音声化/ 計算パターンの暗記効率化
化学➡反応式を耳で反復 / 条件の記憶強化
生物➡流れ・過程をストーリーとして聴覚記憶/ 長文問題対応力UP
国語➡現代文の設問分析を音声で再現 / 思考力・速読力UP